授業紹介「線形代数I」
線形代数は連立一次方程式の解法の研究から生まれたもので,もっとも単純な写像である線形写像について学ぶ数学です。
高校では数から数への写像である関数を学びました。しかし,世の中にある事象は複雑なので,1つの数の写像では考察しきれません。そこで,多くの数を同時に使って表現して考察しようとします。そのために,数を長方形状に並べた行列というものを扱います。
1つの数字の写像から線形代数へ
行列による演算はコンピュータで実行しやすく,線形代数はシミュレーションなどをする場合にも必須の数学となっています。
行列の演算(積)
(2017/04/14 掲載。記載内容は執筆当時のものです)